そんな中、注目するなら27位の常陽銀行か。JPX日経インデックス400採用銘柄という安心感もあり、2016年10月には足利ホールディングスと経営統合する。周辺の地銀を巻き込んださらなる再編の可能性もあるだろう。
同じJPX400銘柄からは、AOKIホールディングスが30位にランクイン。紳士服専門店の業界首位は青山商事だが、経営効率を重視したJPXにはAOKIが採用されている。今後の“指定席争い”を考えると、減配は考えにくい。
33位のSPKは、大阪市に本社を構える自動車補修・車検部品の専門商社だ。大株主には、13位に「日本一の個人投資家」として知られる竹田和平氏 も名を連ねる。
ランキング上位の多くが「減配をしたことがない」のに対し、同社は増配を続けて今期で18期目に入る。連続増配企業のトップは2015年12 月期で26期連続となった花王だが、これを中古車のユー・エス・エスとともに追っている。
上位70社ランキングはこちら(四季報オンライン)
(週刊東洋経済2016年3月5日号「投資の視点」から転載)
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