LOHACOはアマゾンや楽天と何が違うのか

米国流とは全く違う「ネット通販」のかたち

LOHACOの「ろはこ米」。北海道産のゆめぴりかを物流センターで自家精米してから顧客へ。LOHACOのネット通販は、ほかとは一味違う(撮影:今井康一)
オフィス向け通販を手がけるアスクル。同社が2012年10月にスタートしたのが個人向けネット通販「LOHACO」(ロハコ)。女性を中心に人気を集め、わずか4年目で顧客は累計で250万人超、年商300億円突破の勢いだ。急成長の秘密は、アマゾンとも楽天市場とも「考え方も仕組みも違うこと」にある。では何が違うのか。LOHACOは何を目指すのか。アスクルの岩田彰一郎社長兼CEOに聞いた。 

「第2世代のeコマース」を目指す

週刊東洋経済3月5日号(2月29日発売)の特集は『アマゾン 12兆円の巨大経済圏』です。増殖する「買い物帝国」。その全貌に迫りました。画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

――LOHACOは、アマゾン楽天市場などのネット通販と何が違うのでしょうか。

LOHACOが目指しているのは、新しい「第2世代のeコマース」だ。アマゾンや楽天などの第1世代のネット通販は、インターネットが一般化する初期の段階で、いちはやく新しい買い方としてサービスを提供し、消費者にロングテールという新しい価値をもたらしEC(電子商取引)の普及に貢献した。

その後、消費者の利用が進むにつれて、「同一商品ならどこで買うのが一番安いか」というような低価格競争が過熱し、商品がもつ本来の価値が見えにくい状況となってしまった。

そこでアスクルは、生産者と生活者の関係性を見直し、「流通がもつ本来の役割とは何か」を再定義することで新たなECの創造を目指した。それがLOHACOだ。

LOHACOは、家庭で必要なものをスピーディに届ける「日常使いのネット通販」。既存の流通とも、第1世代のECとも違う、お客様が主役の「ライフスタイル提案型」の日本発の新しいECとして、お客様の生活を支えるインフラになりたい。

次ページLOHACOの強みとは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • おとなたちには、わからない
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • コロナ後を生き抜く
  • 今見るべきネット配信番組
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ついに上場廃止、大塚家具の末路
ついに上場廃止、大塚家具の末路
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
日本人に多い「腸を汚すフルーツの食べ方」4大NG
日本人に多い「腸を汚すフルーツの食べ方」4大NG
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
2050年の中国<br>世界の覇者か、落日の老大国か

米国と並ぶ超大国を目指す中国。しかし中国の少子高齢化はこれまでの想定を超える速さで進行しています。日本は激変する超大国とどう付き合うべきか。エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、大前研一ら世界の賢人10人が中国の将来を大胆予測。

東洋経済education×ICT