希27歳、東京に染まってフラれてしまった! 「染まらないところが好きだったのに」

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二階堂くんは、女性を「東京の女」と「田舎の女」と分けていましたが、違います。どこに住んでも「足るを知れる女」と「もっとを求める女」に分かれるのだと思います。

もっとを求める事を「染まった」といって指を指されたり、それを理由に別れを切り出されるのであれば、私は、喜んで受け入れたいと思います。

「最初のオトコはたたき台」って言葉は、林真理子さんの書籍のタイトルですが、二階堂くんが、東京での私のたたき台になったのでしょうね。

1年と半年。彼には感謝しています。私の東京での初めての彼氏ですから。

彼と別れたのは、女として成長していく上では不可避なことだったのだと思うようになりました。周りの女の子たちも、眞希子を含む同期の女の子も皆ぐんぐんと猛スピードで成長していくのですから……上京したての25歳の私のままではいられないんです。

え? 例の眼科の開業医の彼ですか?

麻布出身の兵藤さんとは、デートを重ねていますが……まだ交際には至っていません。

もしかしたら来週あたり何か進捗があるかもしれませんので、そうしたら、真っ先にお伝えしますね(笑)。

上京5年目を迎え。ぐんぐんと成長する希は、故郷に対する疎みが芽生えはじめたもよう。好奇心が抑えきれず恋人二階堂とは別れた希は、次の彼氏候補の麻布出身の眼科医とは、どうなっていくのだろうか?

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