訪日客が殺到!老舗商店街のスゴい「仕掛け」 数万円の高級包丁が飛ぶように売れるワケ

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「堺一文字光秀」では高額の包丁もよく売れている

同社の田中史朗氏は言う。「弊社の包丁は、決して安くはありません。ただ、アジアの方々を中心に、観光客だけで1日あたり20~30本が売れています。特に3年前からは、安定して売上げは伸び続けています。お客様の用途は、料理人から、個人の趣味まで様々ですね」

同じく商店街の古株である、漆器や和食器販売店である「大阪漆器」もインバウンド客でにぎわっている。創業113年の歴史を持つ同社では、現在、売り上げの2割以上は訪日客が占めているという。

インバウンド客で賑わう店の”仕掛け”

販売員の田中義隆さんはこう語る。

漆器や和食器販売店である「大阪漆器」もインバウンド客でごったがえす

「お店の取り扱い商品、内装や外装は、外国人客さんの休日などを予測し、数カ月単位でごっそり変えます。具体的には、中国の春節前は、中国本土からの方が増えるので、中国で人気のある『金』を使用した高単価な商品の数を増やす。ヨーロッパのお客様が多い月は、イタリアやフランスのカラーをモチーフにした商品を大量に仕入れるようにしています」

もともと、道具屋筋商店街全体がプロの卸屋集団。だから、仕入面などで小回りを効かした店舗づくりが可能なのだ。

商店街を訪れていた観光客に聞くと、こんな声が聞かれた。

「台湾では、ここまで質の高いプロフェッショナルな専門器具販売店が一箇所に集まる場所はない。外国語対応も可能で、安心して買い物できる」(台湾・37歳 陳漢陽さん)

「3度目の来日でコアな場所に来たかった。WIFIがあって、情報収集もできる。ストリートの裏には面白い飲食店も多く、魅力的な場所です」(韓国・21歳 カン・エンジンさん)

「香港の友人からの口コミで商店街の存在を知った。私は香港でレストランを経営しており、包丁を目的に来た。ただ、包丁の他にもたこ焼き機、鍋も買ってしまいました。笑」(香港・50歳・黄鉱凱さん)

ここまでにぎわう商店街になった背景には、同商店街振興組合の20年に及ぶ戦略的な取り組みがある。

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