患者のための医療情報収集ガイド 北澤京子著
「あなたはどの治療をお望みか」と聞かれたとき、どう答えることができるか。今や患者・市民にとって、「入手可能な情報がない」ことが問題なのではなく、「情報の質を吟味できない」ことこそに問題があると、『日経メディカル』編集委員の著者は指摘する。
著者によれば、臨床研究の成果は論文として、少なくともその概要の多くはインターネット上に無料公開されている。医療従事者と患者の間に、もはや本質的な情報格差は存在しない。その論文の結論は何か、信頼できるか、自分にとって役に立つかは、CASPというプログラムによっての吟味が有効だという。
信頼できる情報を基に納得して医療を受けるスキルを教示する。
ちくま新書 756円
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