世襲議員のからくり 上杉隆著

世襲議員のからくり 上杉隆著

自民党の世襲議員は4割を占める。政権を投げ出した安倍、福田の両元首相をはじめ、図太さに欠けた二世が増える現状を、「政治の劣化」と憂うジャーナリストのリポート。地盤(後援会)、カバン(政治資金)、看板(知名度)という、いわゆる「三バン」継承の「からくり」を検証した。著者が最も批判するのが親の政治資金を、団体を通して「非課税相続」ができる点だ。個人や経営者は相続税に悩むのに、世襲議員の「特権的な優遇」という。

公共工事、コネ入社など既得権益を持つ人々が世襲を生む土壌を作る。自民、民主両党でその制限の議論が始まった。「ただすのも、許すのも有権者の意思次第」と、著者は国民の覚醒を訴える。

文春新書 746円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 食べれば世界がわかる!カレー経済圏
  • 北朝鮮ニュース
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
背水のフジテレビ<br>500日の苦闘

日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。