レアメタル超入門 現代の山師が挑む魑魅魍魎の世界 中村繁夫著
レアメタル(希少金属)は携帯電話、コンピュータ、排ガス浄化装置などに使われ、情報通信と環境の両産業に欠かせない。専門商社を経営する著者が、ビジネス現場の実体験に基づき解説する。
動きの一つは資源ナショナリズム。レアメタルは2008年までの暴騰後に急反落したが、著者は「底値を確認し必ず反転する」と予想する。特に中国は国家戦略として確保を進め、アフリカなどで活発に動く。消費大国、資源貧国の日本は出遅れ気味だ。
もう一つの流れは、環境を保護する資源プラネティズムだ。省エネ技術を持つ日本の産業界が、レアメタルを握れば「鬼に金棒」。日本の政官財の覚醒と、資源獲得競争への参加を促す。
幻冬舎新書 777円
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