わざわざ暴落時に株を売る気はまったくない 東日本大震災直後の2日間を思い出した

✎ 1〜 ✎ 85 ✎ 86 ✎ 87 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

【2月4日(木)】午前3時、日経225先物は、330円安の1万6830円と下げ止まらず。NYダウは183ドル高の1万6336ドル。NY原油は2.4ドル高の32.28ドルと反発。日経平均は146円安の1万7044円。日銀のマイナス金利の適用範囲対象は10~30兆円に抑制と発表。しかしあらためて思ったが、国の政策によって大きく業績の影響を受けてしまう業界の株はダメだな。今回はマイナス金利で銀行業界だが、介護業界も介護報酬を減らされただけで軒並み事業者の経営破たんが増加しているようだし。グローバルにみて競争力のある企業に投資しないと。

【2月5日(金)】コーヒー主力の輸入商社の石光商事(2750)を320円で1500株買い、保有株数は合計4000株。優待目的で初めて買ってから丸7年。2015年7月22日に410円で保有株全部の6000株を売っており、安くなったのでまた買い戻した。前期業績はコーヒー豆の価格高騰と円安のダブルパンチで、輸入価格を販売価格に転嫁できず最終赤字1億5100万円(1株当たり19.71円)に。配当は10円予想から2円へ減配となっていた。しかし、今期はコーヒー豆の価格も下がってきており、通期予想は2億4900万円の純利益(1株当たり32.42円)で、配当予想も3月期末10円。円高傾向もこの企業にとってはプラス材料。

日経平均は225円安の1万6819円と4日続落。優待目的保有のオエノンホールディングス(2533)が2015年12月期決算を発表した。売上高は2.2%減の823億2500万円だったが、営業利益、経常利益、純利益とも増益。期末配当は予定通り7円、本日の終値は1円安の203円。

最終損益を5500億円赤字から7100億円赤字へ下方修正した東芝(6502)は22.2円安(11.18%)の176.3円。シャープ(6753)は16円高(10.0%)176円と株価がほぼ並んだ。19時15分、鹿児島の桜島が噴火し警戒レベル3と発表。

いくらなんでも売られすぎではないか

【2月6日(土)】午前3時、日経225先物は160円安の1万6560円、NYダウは211ドル安の1万6204ドル、ナスダックは1年3カ月ぶり安値。

【2月8日(月)】上海市場、春節で休場。ゆうちょ銀行は9日から一斉に金利引き下げを発表、通常貯金は0.03%から0.02%へとなるようだ。元々金利が低いので、1000万円を1年預けていても利息は3000円から2000円(税引き前)になる程度。預金者にとっては影響は小さいと思う。

2015年の経常黒字は16兆6413億円で、増加は5年ぶり。旅行収支は53年ぶり黒字で、訪日外国人増の効果。日経平均は184円高の1万7004円と反発。

【2月9日(火)】午前3時、日経225先物は660円安の1万6340円と大暴落、NYダウは177ドル安の1万6027ドル。1ドル115.66円と円高進む。長期金利初のマイナス0.035%まで低下。日経平均は918円安の1万6085円と目を疑うような大暴落。2年9カ月ぶりの下落幅。東証1部、PBR1倍割れ53%と2年半ぶり高水準、いくらなんでも売られすぎではないか。

次ページ私の誤算は…
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事