北朝鮮の「暴走」を止める道はひとつしかない 結局はアメリカが北朝鮮の命運を握っている

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安保理決議も、日米韓中露と北朝鮮のいわゆる六者協議も、北朝鮮の核開発やミサイル発射を止めさせるための方策である。しかし、これまで北朝鮮の動きを止めることはできなかった。

これまで、米国や日本は、中国が北朝鮮に対する働きかけを強化すべきというスタンスであり、何回も中国に要請してきた。1月27日、ケリー国務長官は忙しい日程を割いて北京を訪問し、王毅中国外相に対し、安保理で強い内容の決議を成立させることと北朝鮮への圧力を強めることを要望した。中国から北朝鮮に対する石油の供給などを制限、ないし停止することも含まれていたはずだ。

さらに、オバマ大統領も習近平主席と電話で会談し、中国のアクションを求めた。しかし、中国は北朝鮮の核兵器やミサイルの開発は問題だとしつつも、中国としてできることには限界がある、また、朝鮮半島の安定を維持しなければならないという立場だ。要するに中国としては、石油の供給を完全に止めてしまうことは現実問題としてできないという考えなのだ。

中国の動きはアリバイづくり?

打ち上げたロケットの航跡を追う金正恩第1書記(写真:REUTERS/Kyodo)

それでも中国はできる限りの努力をするという姿勢は見せており、武大偉・朝鮮半島問題特別代表が2月2日、平壌を訪問した。

しかし北朝鮮は、武大偉代表の平壌訪問と同じ日、「人工衛星」を発射すると発表した。武大偉代表の面子は丸つぶれの形になったが、中国としても、北朝鮮が中国からの説得に応じることはないと予想していただろう。にもかかわらず武大偉代表が平壌を訪問したのは、努力したことを米国に示す「アリバイ作り」だったと言うのは言い過ぎだろうか。

これまで何回も繰り返してきたことだが、米国はこのような中国の煮え切らない態度に不満だ。オバマ大統領は習近平主席に、武大偉代表よりもっとハイレベルの働きかけを求めた可能性がある。

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