北朝鮮は「水爆実験成功」で何を伝えたいのか

緩やかな成長が続く経済に冷水浴びせる行動

モニターを見詰める韓国気象庁の担当者(写真:ロイター)

北朝鮮が6日午前10時30分(日本時間)、「水素爆弾の実験を行い、これに成功した」と発表した。同午後0時30分、北朝鮮メディアが「特別重大報道」を行い、これを明らかにした。午前10時30分ごろ、韓国や日本でもマグニチュード5.0前後で、自然の地震とは違う地震波を観測したと発表。日韓米当局は、本当に水素爆弾の実験だったかどうかを確認中だ。

北朝鮮は「特別重大報道」の中で、「われわれの知恵、われわれの技術、われわれの力に100%依拠した今回の実験」とし、「試験用水爆の技術的諸元が正確であることを完全に立証し、小型化された水爆の威力を科学的に解明した」と述べた。

2013年2月以来、4回目の核実験

今回の核実験は北朝鮮にとって、2006年10月、09年5月、13年2月に続く4回目。原子爆弾が核分裂反応を用いたものとすれば、水素爆弾は核融合で生じる反応を利用したものだ。これまで水素爆弾の実験を行った国は、米国やロシア(旧ソ連)、英国、フランス、中国、インドとなる。

現段階では、この時期に核実験を行った理由がはっきりとしない。今回の実験が本当に核実験となれば、国連や米国をはじめ世界レベルでの経済制裁などが強化される見通しだ。2012年に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記政権が本格的に始まって以来、徐々に経済成長を続けてきた北朝鮮にとって、経済制裁措置の追加や強化は経済活動にとって冷水を浴びせることになる。

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