モランボン楽団、北京公演ドタキャンのワケ 金正恩第1書記の訪中も遠のく
北朝鮮の金正恩第1書記肝いりの楽団「モランボン楽団」が、北京での初の外国公演をキャンセル。その理由について様々な憶測が乱舞している。
12月12日から中国・北京で公演する予定だった北朝鮮のモランボン(牡丹峰)楽団。初の海外公演となるところが、12日当日になって公演がキャンセルされ、団員は全員帰国するという事態に陥った。
北朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が本格的政権を担い始めた2012年に結成されたのが、同楽団。金第1書記肝いりの芸術団体とされるモランボン楽団にとって初の海外公演となるはずだったが、キャンセル・帰国したことに、さまざまな憶測が乱舞している。
3日連続で公演をする予定だった
12日、宿所を出たモランボン楽団一行は、北朝鮮の池在龍(チ・ジェリョン)中国大使とともに会場の国家大劇院に向かうと思われたが、そのまま北京首都国際空港に向かい、そのまま帰国してしまった。
同日午後7時半からの公演予定には、北朝鮮と中国両国の高官らが約2000人招待され、14日までの3日間にわたって、公演を行う予定だった。
気になるのは、キャンセルになった理由だ。
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