「地頭のいい子」は家庭内の習慣で作られる!

「アクティブ・ラーニング」は親子でもできる

実は、この「アクティブ・ラーニング」という言葉が次の学習指導要領に組み込まれ、学校教育は大きく変わると言われています。それは、「記憶型教育」から「探究型教育」への大変革となる可能性があるからです。

さて、そのアクティブ・ラーニングですが、通常はグループ学習のような形態が多いため、学校など集団で指導するときに有効的だと考えられていますが、この考え方を家庭で取り入れる、というのが今回のご提案です。つまり、家庭でこの探究型学習を行ってしまうのです。といっても机の上で学習するのではありません。日常生活の場、すべてを探究学習の場にしていってしまうのです。

探究心はこうやって作っていく

まず最初に知っておくといいことがあります。本当に勉強ができる子は、勉強を勉強とは思っていません。面白いからやっているのです。こういう子は、日常の生活の中で、様々なものごとに出会い、そこから面白さを発見しています。

一方、中途半端に勉強ができる子は、やらねばならないから勉強して、ある程度できるようにはなっていますが、日常生活からはあまり学んでいないことがあります。ですから「(机の上で)5時間勉強した!」「8時間勉強した!」という子がいても、日常生活で見るもの、聞くものが全て勉強になっている子にはかないません。また、勉強と日常生活が分離しているため、勉強の時間が“面倒なこと”になりがちなのです。

これを解決するためには、意識を根本から変えていく必要があります。それはつまり「モノの見方を変える」ということです。ではどうやったら、「単なる日常生活」→ 「学びの生活」にしていくことができるでしょうか。それには次のステップを踏むとよいでしょう。

第1段階:「観察眼を養う」

インターネットで簡単に情報が手に入るようになった今の時代、情報を持つこと自体の価値が下がっているのは多くの人が認めるところでしょう。一方、観察眼を身につけ、自ら情報を得ることの重要性は増しています。この観察眼を養うということ、おおげさに言えば、「情報収集、分析、法則化」の訓練をすることが、最初の大事なステップになります。

優秀な人は、子どもでも社会人でも、この観察眼が優れている場合が少なくありません。

観察眼は素質の問題ではなく、習慣の問題なので、お子さんに例えば、次のような問いかけをするとよいでしょう。以下は、小学生を想定した問いです。

「家に帰るまでの間に、いつもと違う変わったこと(気づき)を5つあげてみよう!」

「駅から見える看板で、何色の看板がいちばん多いかな?」

「周囲を見て、お年寄りに共通することは、年齢以外に何があるだろう。服装のタイプや、歩き方など考えてみよう」

「(秋に)葉っぱが色づく木と緑のままの木はどういう違いがあるだろうね」

つまり、「YES、NOでは答えられないクイズ」をしてしまうのです。題材は何でもOK。テレビを見ながら、その中で出てきた話題でもいいでしょう。

このようにトピックを与えられると、人はそこに意識が集中します。このようなことをやっていると、だんだんと「気づき訓練」ができ、人から問われなくともさまざまな発見をするようになっていきます。

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