「大人のいじめ」で会社を辞めた30代女性の告白 「苦しんでいる人」は今すぐ逃げたほうがいい
第三者には理解しがたい「大人のいじめ」
彼女の話はおかしなことだらけだが、神戸の小学校における「いじめ」も、理不尽なことだらけだ。しかし、当事者たちはそれを不自然に思わない。
あくまでも推論だが、いじめている側は「愛のムチだった」「上司としての務めを果たしただけ。これがウチの会社の文化だ」と主張し、いじめられている側は「職場というのはこれが当たり前なんだと思っていた」「上司が言っているのだから間違いないと思っていた」と、つらい境遇や上下関係を理由に、視野狭窄に陥っているのではないか。
やがて、いじめの内容はエスカレートし、いじめられている側は心身のバランスを崩したとき、はじめて「自分はいじめの被害者だったんだ」と気づく。しかし、それではもう手遅れだ。
今年7月、私は「仕事が嫌な時『逃げていい人』『ダメな人』の境界」という原稿を書いた。ここでは、「逃げたいときは逃げてもいいんだよ」という論説を尊重しつつも、「もう少し踏みとどまったら、もっといい結果になったのでは」と述べた。だが、彼女については退社して正解だろう。





        
        
        
      
        
      
          
          
          
          
        
        
        
        
        












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