2016年を絶対幸せにするたった一つの方法

チョコレート2000本分の幸福感が得られる?

その「最強必殺技とは何か」。それは「スマイル☺」=「笑顔」である。CM2本分ぐらい、読者の方をじらしてしまった挙げ句に「そんなことか!」と思われるかもしれないが、これが重要なことなのに、意外に忘れられていることなのだ。

もちろん、誰でも、仏頂面よりも笑顔の方が人をいい気分にさせることぐらいは知っているだろう。ただ、サービス業の方などを除いては、笑顔をそれほど毎日意識する人は実は、日本人には少ないのではないだろうか。

日本人は目で笑い、アメリカ人は口で笑う

写真に撮られるアメリカ人を観察していると、口を思いっきり横に広げ、並んだトウモロコシの実一本分の歯を見せたような笑顔を見せる人が本当に多いことに気づく。この点について、北海道大学の結城雅樹教授が興味深い研究を発表している。

日本人とアメリカ人を比べた実験で、日本人は目元、アメリカ人は口元に注目し、感情を読み取るということが分かった。さらに、日本とアメリカの絵文字を比べても、面白い結果が出た。日本の笑いの絵文字は目で、アメリカの笑いの絵文字は口で笑っている。

これについて結城教授は「日本人は周囲の人との関係や集団内の調和を守るため、本当の気持ちが顔に表れないようする。この際、目の動きを司る筋肉は口の動きを司る筋肉と比べ、意図的に制御しくにいので、目にはどうしても本心が出てしまう。だから、相手の本当の気持ちが知りたいとき、日本人は目を見て判断する。一方で、アメリカでは本心を正直に顔に表すことが奨励され、口角を上げて笑っているかどうかなど、目元よりも大きく動く口に着目しているのではないか」と分析する。そういった意味で、日本人の笑顔はわかりにくく、目立ちにくいとも言えるのかもしれない。

年を取るほど笑顔は消える

小さい子どもは実に無邪気に笑う。赤ん坊は胎内にいることから笑顔を浮かべるのだそうだ。3Dの超音波でも、ニンマリ笑う胎児の姿が見られることがある。人間は、子どものころは一日何と400回もほほ笑むのだそうだ。それが大人になり、ハッピーな人間は大体一日45回、普通の人だと一日25回しか笑顔を見せないという。感情表現の豊かなアメリカ人でこのレベルだということは、日本人はせいぜい一日10回程度ということになるのだろうか。

次ページ日本人のオジサマは笑顔が不得意
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • おとなたちには、わからない
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ついに上場廃止、大塚家具の末路
ついに上場廃止、大塚家具の末路
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
2050年の中国<br>世界の覇者か、落日の老大国か

米国と並ぶ超大国を目指す中国。しかし中国の少子高齢化はこれまでの想定を超える速さで進行しています。日本は激変する超大国とどう付き合うべきか。エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、大前研一ら世界の賢人10人が中国の将来を大胆予測。

東洋経済education×ICT