ワシントン・ポストがNYタイムズに勝った! そのデジタル戦略を分析してみると?

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全体的なインタラクション数(ユーザーのアクション)は「ニューヨーク・タイムズ」に軍配が上がるが、投稿数に対する割合で見れば「ワシントン・ポスト」になる。「ニューヨーク・タイムズ」はこれについて、ファン層でのインタラクションが大きいが、それぞれのソーシャルメディアで拡散された後は、読者のアクションは小さくなりがちだと説明している。

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ベゾス体制になった「ワシントン・ポスト」は、頻繁に更新される記者や寄稿者によるブログを採用。新風を吹き込んだ。バロン編集主幹によると、「ウォンクブログ(Wonkblog)」や「ザ・フィックス(The Fix)」「ポスト・ポリティクス(Post Politics)」、それに地域の天気予報ブログである「キャピタル・ウェザー・ギャング(Capital Weather Gang)」や、6月に始まったワシントン政界の内幕を題材にする「パワー・ポスト(Power Post)」などの貢献が大きかった。

ただし、クリックされやすい見出しや、有料購読に際してのディスカウント継続を押し出すことが、これらが純粋な成長だったのかという疑問を生み出している。

しかし、同紙のGM兼プレジデントであるスティーブ・ヒルズ氏は、ちょっと立ち寄る人が増えただけでなく、以前よりも滞在時間が増え、来訪ごとのセッション数も増えるなど、戦略の結果が現れていると成果を強調。

「どちらかと言うと『面白いか、インパクト性を求めるか』というのは間違った選択なのだ」とヒルズ氏。「大きくかぶるところがあるから。だが、まず何よりも大切なこととして、大きなオーディエンスを作り上げねばならない。それは妥協が必要なことではない。弊社は低価格戦略を執っているが、長期戦を視野に入れてもいるのだ」。

Lucia Moses(原文 / 訳:南如水)

Image by Daniel X. O’Neil

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DIGIDAY[日本版]編集部

2015年9月1日にローンチした「DIGIDAY[日本版]」を運営。同サイトでは米「DIGIDAY」が日々配信する最新のデジタルマーケティング情報をいち早く翻訳して掲載するほか、日本国内の動向についてもオリジナル記事を配信している。メディアジーンが運営

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