あなたにも出来る!社労士合格体験記(第58回)--やはり会っておかなければ・・・
2007年8月6日、神戸の病院を訪れました。かつての勤務先、ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)で1年先輩だった、広瀬伸一アナウンサーのお見舞いのためです。広瀬アナは、軽快で歯切れのよい、正確な実況に定評のある人気競馬アナウンサーでした。
80年代半ばから後半にかけてのバブル絶頂期に、私は競艇のミニFMイベントを担当。私の役割は、実況アナウンサーの隣でレース展開をとり、ゴール後には着順や配当金等を確認するサポート役で、一番多くその実況をしたのが広瀬アナでした。競艇レースの開催日程は6日連続のまとまった単位で組まれることが多く、その期間は毎日ずっと競艇場で隣同士。東京の平和島、多摩川、江戸川競艇場はもちろん、大阪の住之江競艇場にもよく出張しました。
彼はとても面倒見のよい先輩で、競馬・競艇ともあまり知識のなかった私を、我慢強く指導してくれました。横浜出身で法政大学卒業と関東の人間ですが、最初の配属が大阪支社だったこともあり、関西とウマが合ったようです。一度東京勤務になった後も、きっぱりと希望して再度関西に赴任して行くすがすがしい姿に、男っぷりのよさを感じ、自分もいつかこうなりたいものだと思ったものです。
やはり会っておかなければ
実は、広瀬アナは2003年8月、会社が初めて早期希望退職を募集した時に手を挙げてやめた同志でもあります。私はその後、再就職がうまくいかず悩みましたが、彼はちょうど脂がのってきた競馬アナウンサーという、手に職があったため、すぐにフリーのアナウンサーとして活躍を始めました。