あなたにも出来る!社労士合格体験記(第58回)--やはり会っておかなければ・・・
やめて直後の、同年10月の秋華賞では桜花賞、オークスに続いて牝馬三冠を達成したスティルインラブの勝利レースを実況し、全国の競馬ファンから高く評価されました。
退職後は年賀状のやりとりだけでしたが、風の便りでガンに侵されたらしいとの噂が舞い込みました。しかし、治療後はまた復帰して仕事を続けていると聞き、さすが何事にも前向きな広瀬アナと思っていました。
ところが2007年半ばに病状が悪化して、神戸の病院に入院したというのです。ちょうど妻が関西へ出張する仕事があり、私も合流して一緒に見舞いに行くことにしました。
病室に到着すると、抗ガン剤を使用しているせいか、彼はすっかりやせ細っていました。病状はかなり重そうで、話すのもままなりません。それでも意識はしっかりしていて、なんとか私だとわかってもらうことはできました。私も言葉につまってしまい、帰り際に握手をして、「必ず治ってくださいね」と言うのが精一杯。
その後、懸命の闘病にもかかわらず、同年9月26日に49歳の若さで他界されました。悲しくてやりきれませんが、亡くなる前に会えたのがせめてもの救いです。最近、たとえ忙しくても、元気なうちに人に会っておかなければとつくづく感じます。
公的保険が適用されるか?
ところで、ガンになってしまった場合の治療代は公的保険ではどうカバーされるのでしょうか?おおまかに分けると3種類のケースが考えられます。
1つ目は、公的保険の範囲内で行われる治療の場合です。この場合は、通常の治療と同じく、原則3割負担、すなわち7割が健康保険から支給されることになります。ただし、小学校入学前(6歳に達する日以降の最初の3月31日以前)の被扶養者に関しては2割負担、70歳以上(70歳に達する日の属する月の翌月以降)は一定所得以上でなければ1割負担(法令上は2割負担)に据え置かれています。