国内販売で苦しむ三菱自、待望の新型車「ミラージュ」に込めた狙い

三菱自はミラージュの開発の力点をあくまで新興国に置いた。6月26日から国内で受注を開始。7月末時点で5000台を超えたが、国内でヒットするコンパクトカーは毎月1万台以上を平気で売っている。爆発的なヒットの期待は薄い。三菱自にとってはむしろ、リコール隠し問題をはじめ、過去の相次ぐ不祥事をきっかけにブランド力が低下したうえ、世界にも通用する強豪がひしめく日本で真っ向勝負するよりも、新興国を開拓したほうが合理的という判断なのだろう。

実際、三菱自は今期タイで12万台を生産、このうちタイをはじめ東南アジア地域に4割程度、日本に3割弱を供給する計画だ。三菱自の国内網にとっては、待ちに待ったミラージュだが、三菱自が供給を優先するのは新興国。国内で思ったように販売台数が積み上がらなければ、生産面だけではなく販売面でも「日本離れ」が加速するかもしれない。


(発表会にはCMキャラクターの唐沢寿明さん、本仮屋ユイカさんも駆け付けた)

(又吉 龍吾、撮影:今井康一 =東洋経済オンライン)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 日本資本主義の父 渋沢栄一とは何者か
  • ドラの視点
  • ネットで故人の声を聴け
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
脱・ストレス 不安加速社会<br>への4つの処方箋

コロナ禍で、人と会ったり飲み会をしたりといった従来のストレス解消法がしづらくなっています。そんな今だからこそ、「脳」「睡眠」「運動」「食事」の専門家が教えるコンディショニング術でストレスフリーな状態を目指しましょう。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT