給料は大学入試レベルのテスト結果次第…学力と根気に自信のある人におすすめの副業「添削指導員」のはじめかた
『月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑』(華井由利奈 著、東洋経済新報社)をぱらぱらと眺めていたら、「時代は変わったなあ」と、いろいろなことを思い出してしまった。
1990年代前半に私はライターとなり、会社勤めをしながら原稿を書き始めた。ありがたいことにうまくいき、しばらく会社との二重生活を続けていた。
ところが1年ほど経ったころ、社長に近い位置にいた営業部長に呼ばれたのだった。
「お前、アルバイトしてるだろ」
アルバイトという認識はなかったのだが、まぁ、そういうことになるかもしれない。そこで認めたところ、部長は問いかけるのだった。
「で、どうすんだよ?」
「どうする、といいますと?」
「だから、そっちを辞めて会社に残るか、そっちを続けて会社を辞めるかだよ」
「じゃあ、会社辞めます」
ということで、会社を辞めた。
副業をするのが「不義理」だった時代
正社員だったのに当日解雇だったが、そもそも営業が日常的に辞めていくようなブラック企業だったので特段の驚きはなかった。
それより納得できなかったのは、「大切なんだよ、義理人情ってやつは」という部長の主張である。
つまり、「アルバイト禁止という“不文律”を守れないお前は義理人情に欠ける」ということだ。
つまりあの会社は、義理人情という鎖によって社員を縛りつけていた。いってしまえば会社の事情である。
あれから数十年。いまや多くの企業が副業を容認するようになった。もちろんそれはいいことでもあるのだが、やり方が違うだけで、これもまた会社の事情ではある。
そう考えると複雑な気分だが、ともあれ会社が「全面的に社員をサポートできないから、足りない分は自分で稼いでね」というスタンスなのだとすれば、社員の多くは副業を意識せざるをえないだろう。



















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