パソコンがビジネスパーソンのための道具としての高い利便性を備えることはわかっていても、ネットへの接続性やバッテリ駆動時間を考えると、やっぱり不便に感じるなと思っている人は、今一度、「VAIO S11」に注目してはいかがだろうか。そこには長年培われてきた使いやすさと、モバイル利用時の自由度の高さの両方が同居している。
しかも、パソコンにこそ期待したいキーボードの打ちやすさ、処理パフォーマンスの高さに関しても、同程度のサイズではナンバーワンと断言できる。搭載プロセッサは予算次第だが、インテルCore i5以上のモデルを選んでおけば問題を感じないだろう。
キーボードのピッチは16.95ミリ。一般的な18.5~19ミリのキーピッチに比べると狭く、かつて流行したモバイルパソコンで多くみられたサイズだ。やや小さいものの、適切な間隔でキーが配置されるアイソレーション構造の採用、変則的なキー形状や配置を採用していないことや、剛性高いメカ設計、タイプフィールなどで、まったく使いにくさを感じさせない。
LTEネットワークに接続するモデムも、NTTドコモのネットワークに接続するための主要なLTEバンドが利用可能であり、ソフトバンクモバイル向けネットワークにも充分対応できる。SIMフリーとなっているので、多様なMVNOの接続サービスを選ぶことが可能だ(もちろん、LTE非搭載モデルも用意されている)。
タッチパネルは非搭載
もし、本機に弱点があるとするならば、それはタッチパネルを搭載していないことだろうか。とはいえ、Windows 10に切り替わり、タッチパネルを持たない従来型のノートパソコンでも操作に不満を抱くことはなくなったように感じている。
あらゆる仕事をパソコンでこなしたい。そのために、いつも身に付けるようにカバンの中に入れておきたい。そう考えているなら、「VAIO S11」は選択リストの筆頭に置くべきだろう。
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