カピバラ、チンパンジーで著名な「伊豆シャボテン公園」の競売開始決定に、運営元ソーシャル・エコロジーが執行異議申し立て

カピバラ、チンパンジーで著名な「伊豆シャボテン公園」の競売開始決定に、運営元ソーシャル・エコロジーが執行異議申し立て

伊豆シャボテン公園をはじめ伊豆で5カ所のレジャー施設を運営するソーシャル・エコロジー・プロジェクトは7月23日、静岡地方裁判所沼津支部に対して、競売開始決定への異議申し立てを行ったことを明らかにした。

静岡地裁沼津支部は5月17日付で、ソーシャル・エコロジーの子会社であるサボテンパークアンドリゾート(SPR社)の保有する不動産に対して競売開始決定を通知した。不動産競売開始決定を申し立てたのはケプラム社(東京都新宿区)であり、ケプラム社はSPRの保有する不動産について第1順位抵当権があると主張している。

これに対してソーシャル・エコロジーは、当事者のSPR社が6月29日、静岡地裁沼津支部に対して、まず根抵当権設定登記の抹消手続きに関する訴訟を提起。さらに今回、7月23日付でSPR社が競売開始決定に対する執行異議を申し立てたというものだ。ソーシャル・エコロジー側による6月の訴訟提起と今回の執行異議申し立ては法的には別々のものだが、「ケプラム社が申し立てた競売は無効」とする点では一貫している。

そもそもソーシャル・エコロジーは2006年6月(当時の社名はオメガプロジェクト・ホールディングス)にSPR社を子会社化してレジャー事業に本格進出。SPR社はその直前の06年3月、ICP社(東京都港区)から、抵当権が付着されたまま伊豆シャボテン公園などの土地・建物の所有権移転を受けていた。

その際、ICP社が抵当権をすべて抹消した「無瑕疵・無負担」で所有権を移転する条件付きで買い受けたにもかかわらず、ICP社が抵当権の抹消手続きを履行せず、現在も契約不履行状態が続いているとして、SPR社はICP社に契約履行を強く要求。一方、対象不動産に付されていた根抵当権の被担保債権は、ヘラルドトレーダーズ社(代表者はICP社と同じ趙裕燦氏)から08年4月にケプラム社へ譲渡され、ケプラム社が第1順位の抵当権者となっていた。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。