ライザップと「GDP600兆円目標」は似ている TKO木本、ボディの次は脳を引き締め!

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松本:米国はほとんどカード決済です。で、韓国は今から20年前ぐらいかな、おカネの流れを捕捉するためにカードと現金で税金を変えたんです。その結果、ぜんぜん税金が違うので、みんなカードを利用するようになったようです。日本は現金をいっぱい使うし、おカネを受け取った側が申告するので、「いくら売り上げがありました」っていうのは。

木本:なるほど。実質は……。

松本:減らして申告している可能性があるかもしれない。消費税などの税金は売った額に応じて支払うので、マイナンバーになるといくら出したかきちんとわかるようになってくる。ちなみに米国をはじめとする国は、個人消費の金額は、払った側の数字で積み上げています。日本は売り上げ側の数字。売り上げだとどうしても…

木本:少なくなっちゃうんですね。

松本:その可能性はあるはずです。マイナンバーで全部それを捕捉できると、それだけでポーンとね、一気に50兆円ぐらい僕は増えるんじゃないかと思っていて(笑)。

木本:なるほどね。

松本:これはあんまり言う人いませんが。そこはリアルだと思います。おまけで言うと、Suica使いますでしょ?

木本:Suicaね。はい。

松本:僕もタクシーとかコンビニは全部Suica。でも実は、かなりの金額で捕捉できてないものがあるんじゃないかな。

木本:ああー。

松本:それはともかく、日本は年率3%の成長をすると、オリンピックの頃に600兆円ぐらいはいけるんです。

木本:いけますか。

過去20年で起きたこと

松本大(まつもと おおき)/1963年埼玉県生まれ。東京大学法学部卒業後、ソロモンブラザーズに入社、ゴールドマン・サックスに転職後、最年少で パートナー(共同経営者)になる。1999年マネックス証券を設立。現在、マネックス証券およびマネックスグループのCEOを勤める。株式投資や、日本の未来への提言など著書多数

松本:そういう目標を持ちましょうと。2回目で講義した、投資の話じゃないですが、正しい目標を持たないと、投資って上手くいかないんですよ。たとえば、本当は投資リターン10%の目標を持つべきなのに、30%という高い目標を設定すると失敗しやすいです。無理なことをやると失敗しますよね。

ところが低すぎる目標を設定すると、先ほどの例でいうと、目標を3%まで下げて設定すると、10%なんて達成できないんです。正しい目標を持つ。そうすれば、600兆円に向っていろいろと努力ができると思うんです。

木本:GDP600兆円というのは国としては、もうじゅうぶん豊かといえる額なんですか。

松本:今でも日本のGDPは世界3位なので豊かだといえます。問題はこの20年間で、世界ではアメリカもヨーロッパもGDPがどんどん増えていたのに、日本は増えなかったこと。1995年には日本のGDPは世界の17.2%を占めていましたが、2015年の予測ではわずか6%です。2000年からの15年で見るとアメリカのGDPは1.7倍になっていて、ドイツは1.4倍近い。でも日本は0.95倍なんですよ。

木本:あー、相対的にも下がっているんですね。

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