国内の自動車シェア争い、勝ったのはどこか

軽自動車税の引き上げが影響、明暗分かれる

軽自動車は全体的に低迷する中で、1~11月のトップシェアは31.8%のダイハツ。前年同期から約7万台減らしたが、2014年からシェアは0.8ポイントアップしている。

一方、昨年、暦年で2006年以来の軽ナンバーワンの座に返り咲いたスズキは29.6%(同1.6ポイント減)。前年同期比で11万台以上も販売を減らしている。12月を残しダイハツが4万台近くスズキをリードしており、2015年はダイハツがトップ奪回することはほぼ間違いなさそうだ。

面白いのは、業績ではダイハツが大幅減益に苦しむのに対し、スズキは増益を維持している点だ。

海外市場ではスズキに軍配

国内販売はともにマイナスだが、海外市場で明暗が分かれた。ダイハツが主戦場とするインドネシアとマレーシアは特にインドネシア市場が約18%減に、スズキがシェア40%台を誇るインド市場は2割増で推移している。

今年6月に社長に就任した鈴木俊宏社長。インド向け販売の好調に救われている(撮影:今井康一)

2015年9月期中間決算の発表で「軽のトップにこだわるか」という質問に対し、ダイハツで営業担当の吉武一郎取締役は「トップにこだわるか、と言われるとこだわります」と明言。スズキの鈴木俊宏社長は「期初に立てた目標にいかに近づけるか、地道に売っていく」と答えた。

両社の業績の余裕がシェア争いのスタンスの違いに現れているのかもしれない。

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