「共有部分は住人たちの私物まみれ」「ゴミが散乱し…」 日本各地に増殖中?《荒れた"外国人マンション"》その深刻な背景

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今回のマンションで起きていることは、外国人に限った問題ではない。管理が機能しない物件では、誰が住んでいても同じことが起こりうる。ただ、ゴミの出し方がわからない外国人が多く集まる環境では、その悪化が加速しやすい。

荒れたマンション
粗大ゴミもマンションの共有部分のあちこちに置かれていた(写真:イーブイ提供)

外国人を受け入れる側のインフラが追いついていない

同じゴミ問題でも、自治体によって対応は異なる。たとえば、クルド人が多く住むことで知られる埼玉県川口市は、24年4月から新築ワンルームマンションの所有者や管理者に対し、ゴミ出しルール表示の多言語化を義務付けることを決めた。

一方の大阪市はどうか。市はゴミの出し方に関するパンフレットを英語・中国語・ベトナム語など4言語で作成しウェブ上で公開しているが、川口市のようにオーナーや管理者への義務化には踏み込んでいない。情報はあっても、届く仕組みがないのだ。

24年末の在留外国人数は約376万人超。前年比10.5%増で、3年連続の過去最高となった。大阪府は東京都に次いで全国2位の多さである。国籍別では中国が87万人超でトップだ。これだけの規模で外国人が暮らすようになっているにもかかわらず、受け入れ側のインフラが追いついていないのだ。

國友 公司 ルポライター

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くにとも こうじ / Kozi Kunitomo

1992年生まれ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライターとして活動。訳アリな人々との現地での交流を綴った著書『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)が文庫版も合わせて6万部を超えるロングセラーに。そのほかの著書に『ルポ路上生活』(KADOKAWA)、『ルポ歌舞伎町』(彩図社)がある。

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