有料会員限定

新型「RAV4」から始まるトヨタの次世代車戦略/エンタメより安全を重視/インフラ協調とソフト更新で継続収益を生む

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
トヨタの新型「RAV4」
トヨタにとって新型「RAV4」はSDVの頭出しとなる(写真:トヨタ自動車)

特集「トヨタの挑戦」の他の記事を読む

ハードからソフトの時代へ――。自動車業界では、AIと半導体の進化を武器に常識を覆す新興勢力も次々と台頭している。本特集では巨艦トヨタ自動車の新たな挑戦に迫る。

バリューチェーン事業の営業利益2兆円台──。

これはトヨタ自動車が2025年3月期に新車販売以外で稼いだ営業利益だ。補給部品や保険、整備など車の販売後に得られるアフターサービスの利益を指す。トヨタが近年、収益体質の強化に向け最も重視する指標の1つとなっている。

新車販売を上回る収益

「世界中で1.5億台の保有がある。バリューチェーン収益を徐々に、地道に積み上げている」。事業全体を所管する宮崎洋一副社長はそう強調する。かねてその重要性を説いてきた同氏は、「毎年およそ1500億円ずつ利益貢献が増えている」と手応えを語る。

新車販売は地域の景気や規制、地政学リスクに左右されやすい。加えて、今後の市場の主役となるEV(電気自動車)やHV(ハイブリッド車)は一般的に電池やモーターの生産コストがかさみやすく、ガソリン車と比較すると利幅が薄い。保有期間の長期化も考慮すれば、右肩上がりの販売台数を前提とした従来のビジネスモデルには限界が見えつつある。

次ページ圧倒的な顧客基盤
関連記事
トピックボードAD