東海道新幹線三島駅から車で約20分。幹線道路を抜けていくと、突然真新しい建物群が見えてくる。静岡県裾野市でトヨタ自動車が建設を進める実験都市「Toyota Woven City(ウーブン・シティ)」だ。
第1期工事を終えて、住居や飲食店、実証施設を整備。第2期工事も予定されており、約18万㎡の土地にさらなる住居棟や実証施設などが設けられる予定だ。
先進領域のカギを握る存在
ウーブン・シティは自動運転技術の実証といった車載領域だけでなく、飲食や製薬、教育などの企業が施設実証に参加しており、異業種連携を大きな売りとする。また、トヨタは「信号機など交通インフラとモビリティの連携や、モビリティが使われていないときの価値を生み出す」としており、SDV(ソフトウェア定義車両)サービスの実用化に向けた研究もこの場で行われるようだ。
一連の街づくり施策で企画・開発・運営を担うのが、トヨタ子会社のウーブン・バイ・トヨタ(前身は2018年設立のTRI‐AD)だ。しかし実は、トヨタグループの中で、ウーブン社のミッションはウーブン・シティという物理的な街づくりにとどまらない。
トヨタがSDV時代の競争力強化の基盤に位置づける車載ソフトウェア基盤「Arene(アリーン)」や、自動運転技術の開発を担う。まさにトヨタの先進領域のカギを握る存在だ。
本社は愛知県豊田市ではなく東京都中央区日本橋に所在する。アメリカに4拠点、イギリスに1拠点を構え、社員は約2500人在籍する。




















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