大阪ダブル選、真の勝者は橋下徹氏ではない

安倍政権に抗する野党再編は完全ブレーキ

「維新の党」の代表選は松野頼久代表と小野次郎総務会長で争われる

おおさか維新の会が大阪府知事選と大阪市長選で大勝したのは11月22日。その2日後、維新の党の代表選が告示された。立候補したのは松野頼久代表と小野次郎総務会長。代表戦の結果にかかわらずハッキリしているのは、維新の党を巡る混乱は収まりそうにない、ということだ。

代表選の投票権を持つのは国会議員26名、地方議員106名、再任支部長12名、一般党員3万6427名の計3万6571名で、1票の価値に差異をつけず等しくしている。投票は12月5日まで郵送で行われ、翌6日に開票される。同日に開かれる臨時党大会で、新代表が選出される。

小野氏の背後には江田憲司前代表

松野氏、小野氏ともに推薦者は15名。国会議員が3名、地方議員12名という構成も、たまたま同じだ。ところが面子を見ると、それぞれの背景がよくわかる。松野氏の推薦者に名前を載せた国会議員は真山勇一参院議員、牧義夫衆院議員、そして太田和美衆院議員で、牧氏と太田氏は元“小沢チルドレン”。これを結いの党出身の真山氏が「薄めている」構図だ。

一方で、小野氏の国会議員の推薦者は、井出庸生衆院議員、横山博幸衆院議員と木内孝胤衆院議員。井出氏と横山氏は旧みんなの党系で、木内氏も“小沢チルドレン”のひとりだった。

すなわち松野氏には小沢氏の影が見え、小野氏の背後には江田憲司前代表が控えていることがよくわかる。

野党再編に対する両者の姿勢は対照的だ。

次ページ2人の姿勢はどう違うのか
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