「故人の口座情報はスマホの中…」業者も白旗、遺族がパスワード不明で詰まないための"意外とアナログな工夫"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

これを預金通帳や保険証書、不動産の書類といった重要書類と一緒に保管しておけば、緊急時だけに気づかれて、緊急時だけスマホやパソコンのパスワードが共有でき、緊急時だけデジタルの持ち物を見える化させることができる。

コロナ禍の少し前、2019年の夏にこの方法を思いつき、このカードを「スマホのスペアキー」と名付けた。各テープの本来の使い方ではないが、特別な道具を使わずにパスワードが守れるならそれに越したことはないだろう。

「スマホの」としているが、もちろんパソコンのパスワードなどを併記しても構わない。デジタル遺品絡みの講演で呼ばれたら必ずこの方法を伝えている。ありがたいことに、マスコミや独立行政法人国民生活センターなどでたびたび紹介してもらっており、少しずつ利用の輪が広がっている。

私のサイトでデザインテンプレートを無料で公開しているので、興味があればダウンロードしてほしい(古田雄介のサイト「デジタル終活ツールダウンロード」)。

エンディングノートを活用する手も

この方法を応用して、エンディングノートに書き込んだパスワード部分のみにテープを貼るのも有効だ。ただし、コインで削るのに不向きな紙質もある。その場合はパスワードの部分にセロハンテープを貼って、その上から修正テープやマスキングテープで覆うといいだろう。いずれの手段をとるにせよ、緊急時にデジタルの持ち物を閉じ込めなければ成功だ。

マスキングテープを使うなら2枚重ねが原則。裏が透けるなら裏にも貼る(筆者撮影)
次ページ相続におけるデジタルの重要性は高まっている
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事