「故人の口座情報はスマホの中…」業者も白旗、遺族がパスワード不明で詰まないための"意外とアナログな工夫"

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スマートフォンのセキュリティのイメージ
セキュリティの高度化に伴って、故人のスマートフォンが開かず、遺族が困るケースが急増しているといいます(写真:bee/PIXTA)
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故人のスマホが開かず、遺族が相続や思い出の回収を断念するケースが急増しています。プロでも解析不能な最新機種の鉄壁な守りを前に、私たちはどう備えるべきか。本稿では『それ、死後もお宝ですか?』より一部抜粋のうえ、目からうろこの「アナログな工夫」をご紹介します。

故人のスマホのロック…専門業者でも解除は困難

最近のスマホやパソコンは、基本的には持ち主以外がログインできないように設計されている。生体認証や持ち主が設定したパスワードの入力などで本人であることを証明しないと、デジタル機器のなかに入れない。電源を入れることはできても、パスワード入力画面という門番に足止めされてしまう。

強固なセキュリティは盗み見やなりすましを防ぐのに必要で、安全なデジタル環境には欠かせない。情報を奪う技術も高度化しているので、セキュリティを高めざるを得ない。このいたちごっこにより、持ち主が行動不能に陥った際に周囲の人の打てる手がどんどん失われているのが現状だ。

スマホはその典型例といえる。スマホの製造元もマスターキーのようなものは原則として提供していないし、通信キャリアのサポート窓口でも、パスワード解析などには応じてもらえない。

デジタル機器の修理やデータサルベージ(ハードディスクやUSBメモリなどの記憶媒体に不具合が起きて正常に読み込めなくなったデータを取り出す作業)を専門で扱う会社であっても、ロックのかかったスマホの解析を100%実行できる術はない。

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