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上場来初の最終赤字となるホンダ、次世代EVの開発中止で自動運転技術の出口見えず/HV転用には大規模な再設計の壁

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EVセダン「ホンダ 0 サルーン」
EVのセダン「ホンダ 0 サルーン」について開発中止に踏み切った(撮影:大澤 誠)

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ハードからソフトの時代へ――。自動車業界では、AIと半導体の進化を武器に常識を覆す新興勢力も次々と台頭している。本特集では巨艦トヨタ自動車の新たな挑戦に迫る。

ホンダがSDV(ソフトウェア定義車両)で新たな価値と位置づけるのが自動運転やADAS(先進運転支援技術)だ。

自分好みの車に変わっていく

SDV事業開発統括部の四竈(しかま)真人統括部長は「自動運転も含めた車室内での幅広い体験が可能になる。自分好みの車に変わっていく世界観をつくり込む」と話す。

ホンダは、AI画像認識技術に強みを持つ米新興企業「Helm.ai」と協業。環境認識から車両制御までAIが一貫して担う次世代自動運転と運転支援技術の開発を進める。2027年には高速道路だけでなく一般道でも手放し運転が可能な「NOA」と呼ぶ運転支援技術を日米で投入する。

ホンダの次世代技術では、加減速や操舵など走行時の操作に関しユーザーの好みや技能に合わせてAIで傾向を学習し、個々人に合わせた機能を提供するという。個人最適化はAIだけでなく車載カメラやセンサーで周辺環境を認識・分析して行う。ステアリングやサスペンション、モーターなども高度な電子制御で連携させ、より緻密で軽快な乗り味を実現する。

一連の開発でホンダが重視するのが「手の内化」(四竈氏)だ。まず車両全体を制御する役割を担う車載OS(基本ソフト)「ASIMO(アシモ)OS」を開発する。OSは車載アプリと車両の電子制御システムの間に位置し、双方の制御を担う。

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