2026年の春節明け。中国・深圳で開かれた2つの発表会が、世界の自動車業界を震撼させた。
軸足は付加価値競争へ
先陣を切ったのは通信大手ファーウェイ(華為技術)だ。3月4日、自社のスマートカーブランドである「鴻蒙智行(ホンモンジーシン)」から、最先端のセンサー技術を発表した。従来の4倍という驚異的な解像度を実現したことで、120m先の微小な障害物まで瞬時に識別が可能となる。複雑な走行環境での認知精度と安全性が大幅に向上するという。
翌5日には、電気自動車(EV)最大手のBYD(比亜迪)が独自開発した第2世代の「ブレードバッテリー」と超急速充電技術を披露した。驚異的なのはその利便性だ。電池残量10%から70%までわずか5分、97%まで9分で充電が完了し、マイナス30℃の極寒でも急速充電を実現した。
BYDの王伝福董事長(会長に相当)は「世界の量産車で最も充電が速い」と胸を張り、「EVの課題を解消できたことで、電動化の前半戦は終わった」と宣言した。
過熱する価格競争「内巻(ネイジュエン)」にあえぐ中国新車市場が、次世代の付加価値競争へと明確に軸足を移しつつある。




















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