「人がいないガランとした広場」「2階は3分の2が空きテナント」…茨城にある「リゾート風廃墟モール」の哀しい実態

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「大洗リゾートアウトレット」にもグッズなどを展示したガルパンギャラリーがつくられ観光客が訪れたが、経営は厳しいままであった。

さらなる競合と経営の悪化

追い打ちをかけるかのごとく、13年4月に千葉県北部で「酒々井プレミアム・アウトレット」がオープン。こちらは121店舗をそろえていた。

ほかにも、東京近郊に次々と大型のアウトレットモールが建設された。「大洗リゾートアウトレット」は茨城県内のみならず、東京、千葉、埼玉、栃木などからの来店を狙っていたが、より都市部に近い競合に客足を奪われてしまったのである。

「大洗リゾートアウトレット」周辺の主なアウトレットモール。オレンジは「大洗リゾートアウトレット」以前にオープン、青は以後にオープン(Googleマイマップにて作成)

『朝日新聞』によると、「大洗リゾートアウトレット」は東京電力から原発事故による風評被害への賠償があり営業を続けられていたが、15年秋に打ち切られた。

テナントから売り上げをいったん預かって家賃や経費を引いて返金していたが、16年6月ごろからテナントへの返金が遅れるようになり、テナントの退店が相次いだ。(『朝日新聞』2017年8月1日)

遊覧船「ダイビングパイレーツ」の乗船者数も震災を機に大幅に減り、16年末に営業を終了してしまった。

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