各グループの目的は、長引く供給不安の解消だ。医療費を抑制したい国の後押しで、先発薬より価格が安い後発薬は拡大してきた。今や国内市場の約9割(数量ベース)を後発薬が占める。一方、供給不安は5年以上続く。今でも全医薬品の1割弱、1400品目超の後発品が、全注文には応じられない「限定出荷」や「供給停止」の状態だ(25年12月時点)。
発端は、20年に起きた小林化工の品質不正。製造過程で水虫薬に睡眠薬が混入し、2人が死亡、245人が健康被害を報告した。その後も芋づる式に品質不正が判明し、取扱品目が幅広い日医工といった大手を含む20社超に業務停止命令などが出た。その影響でほかのメーカーに注文が殺到し、玉突き式に薬不足が拡大していった。
業界特有の少量多品目生産
不正の裏にあるのが、業界特有の少量多品目生産だ。



















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