
「業界再編」の動きが激化
過去最高の約36兆円──。日本企業が関わった2025年のM&A(合併・買収)の合計金額は、件数(5115件)とともに過去最高を記録した(案件の発表時点ベース)。
25年は、トヨタ自動車グループによる豊田自動織機のTOB(株式公開買い付け)をはじめ大型ディールが相次いだことや、日立製作所のような複合企業による非中核事業の切り離し、中堅・中小企業の事業承継が増えたことで、M&Aが金額・件数ともに膨らんだ。
国内でM&A市場が活況を呈している大きな理由として、「業界再編」の動きの激化が挙げられる。業界再編とは、企業のM&Aや提携、事業売却などを通じて、業界の構造や勢力図が大きく変化することだ。
いま日本では業界再編というテーマの重要性が、ますます高まっている。
人口が減少に転じ、内需縮小や労働力不足といった課題が顕在化。そうした中でも、多くの業界で中規模程度の企業が乱立し、類似した製品やサービスを提供している。


















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