業界大再編時代の「次の一手」を読むヒント。日本企業が関わったM&Aは件数も金額も過去最高

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その結果、限られたパイを奪い合う過当競争に陥っているのが多くの業界の現状だ。半導体や造船のように、産業政策の失敗もあって海外市場での競争力を失い、先に再編で巨大化した欧米や中国、韓国などのプレーヤーにシェアを奪われる事例が後を絶たない。

苦境から脱するためには、再編による経営資源の集約と生産性向上が急務だ。世界でも戦える「強い企業」を創出することが産業再生のカギと言っていい。

『業界地図』と完全コラボ

『会社四季報 業界地図』(小社刊)とコラボレーションした本誌特集の第4弾となる今回は、業界地図26年版の掲載業界のうち、再編が活発、あるいは今後加速しそうな18業界を厳選した。

各業界ページには、M&Aや提携などの歴史を図解した「再編の系譜」を掲載。活用の方法はさまざまだが、例えば過去の提携を知ることで今後の関係発展の方向性を考えたり、再編の流れから取り残された有力企業を見つけたりすれば、今後の業界の動きを推測するのに役立つだろう。

そうした歴史や最新動向を踏まえたうえで、四季報記者が現実的な根拠を示しながら、各業界の再編の見通しを大胆に予測する。

本特集では、産業ライフサイクルに基づき、18業界を「導入期」「成長期」「成熟期」「飽和期」に分類した。産業ライフサイクルとは、マーケティング理論の製品ライフサイクルを応用したもので、産業の勃興から始まる発展段階を前述の4種類で表現している。

それをM&Aの活発度と組み合わせたのが下の図表だ。それぞれの業界が位置するフェーズによって、「なぜ再編するのか」「どれくらい活発か」を一目で理解できるようにした。

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