「やたらと自己評価が高い」「実力以上の仕事をやりたがる」…扱いづらい部下を上手に導く2つの手管
ステップ②本人に考えさせる(内省を促す)
資料を使って客観的な事実の共有が終わったら、いったんパソコンを閉じたり資料を脇に置いたりして、相手にこう問いかけます。
「ここまでが会社としての評価です。これを見て、あなた自身はどう感じるかな?」
ここからは、相手の言葉に真摯に耳を傾け、共感を示すフェーズです。「やる気を失いました」「正当に評価されていません」といった言葉が出てくるかもしれません。そこを丁寧に受け止め、対話を進めていきましょう。
もし、相手が「いや、私はできているのに、正当に評価されていないだけです」と主張してきたら、再び資料に戻ります。
「なるほど、あなたはそう思うんだね。ちなみに、この資料には書かれていないけれど、『自分はこれができた』とアピールできる具体的な実績があれば、ぜひ教えて」
このように、相手の漠然とした「できている感」を具体的な「事実」へと分解し、「できている感の因数分解」をしていきます。
その場で答えが出ないようであれば、
「次回の面談までに、実績をまとめて持ってきてくれるかな」
と宿題にするのも良いでしょう。そして、やり取りの内容は必ず議事録として記録に残しておきます。
感情論でぶつかるのではなく、常に客観的な事実や資料などのモノを議論の中心に置く。この冷静な姿勢があれば、難しいフィードバックを乗り越え、リーダーとしてメンバーの成長を促すことができるでしょう。



















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