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ライフ #獣医病理医からみた「動物の話」

まるでゆでたような状態…カメの死が教える善意の悲劇"――獣医病理医が遺体に抱いた違和感。不適切な飼育情報が招いた悲しい出来事の顛末

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  • 中村 進一 獣医師、獣医病理学専門家
  • 大谷 智通 サイエンスライター、書籍編集者

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子どもが拾ってきたリクガメの死の真相とは…(写真:鳴き砂/PIXTA)
飼っている動物が病気になったら、動物病院に連れていきますよね。動物病院には外科、内科、眼科など、さまざまな専門領域の獣医師がいますが、獣医病理医という獣医師がいることを知っていますか?
この記事では、獣医病理医の中村進一氏がこれまでさまざまな動物の病気や死と向き合ってきた中で、印象的だったエピソードをご紹介します。

天気のよい日、神社や寺、大きめの公園の池をのぞいてみると、岩場や浮いた流木の上で太陽に背を向けてジッとしているカメたちをよく見かけます。「カメの甲羅干し」というやつですね。

違和感のある遺体

「家で飼っているクサガメが、突然けいれんを起こして死んでしまいました。死因を調べてもらえますか?」

9月のある日、そんな相談とともに、甲長15センチほどのオスのクサガメの遺体が持ち込まれました。

小学生のお子さんが稲刈り体験のときに田んぼの脇で見つけ、家に連れ帰ったばかりの個体だといいます。親御さんは「もともと感染症にかかっていたのかなと気になって……」と話し、死んだ当日のうちに急いで持ってきたのだといいます。

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【ほかと違うカメの解剖手順】

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