マーベル・コミック最強ヒーローたちの原点にして初代英雄、『アベンジャーズ』でもリーダー格となる(典型的な)アメリカン・ヒーロー、キャプテン・アメリカがふたたび登場! 前回の戦いから2年。ニック・フューリー率いる国際平和維持組織“S.H.I.E.L.D.”の、巨大空中母艦による全人類監視という新たな防衛システム開発に疑問を抱き始めていたキャプテンとブラック・ウィドウは、陰謀により味方から命を狙われる。そしてアベンジャーズ抹殺の危機「全世界2000万人暗殺計画」を企てる最強の暗殺者ウィンター・ソルジャーとの究極のバトルが幕を開ける。
スカーレット・ヨハンソンのフルヌードの話題が先行しすぎているきらいはあるが、ちょっと風変わりなテイストのSF。なんの予備知識もなく本作を見始めると、いったいどのようなジャンルの映画なのか見当もつかないだろう。まず会話が交わされるまで開始から13分もかかるのだ! そして淡々と(スカーレット・ヨハンソンの)不思議な逆ナンパ(?)が続いた後、ラスト近くでやっと極めてショッキングなシーンがあり、初めて本作がSFらしいということがわかる。「ついにキューブリックの継承者を見つけたかもしれない」という評は、いくらなんでも褒めすぎにしても、「官能的で感覚的」な作品であることに違いない。
果たして(実体のない)OSとの恋は実るのか? 近未来のロサンゼルス。妻キャサリンと離婚調停中の“代筆ライター”セオドアは、広告で見た最新のAI(人工知能)型OSを導入する。起動させると、画面の奥から優しい女性の声が話しかける。AIでありながらユーモラスで純真、セクシーで、誰より人間らしいOSサマンサ。デートをしたり、旅行をしたり(OSなので端末ともリンク)する新鮮で刺激的な時間を重ねる中、セオドアのサマンサへの思いは恋へと変わっていくのだが……。スカーレット・ヨハンソンはローマ国際映画祭で、史上初となる声だけ出演で最優秀女優賞に輝いた。
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