【春節】「日本への渡航自粛を勧告」「政府はロシア旅行を推奨」…。→それでも《中国人観光客》が日本に来るワケ

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SNSを駆使する若い層や富裕層のリピーターは、政府の自粛勧告にかかわらず、「行きたいから行く」というスタンスで日本を訪れている。

一部の中国人観光客は政治と日常を切り分けながら、日本を旅先として選び続けている。その姿は、ネット情報が爆発する時代に現代中国社会が示す1つの変化を象徴しているように思える。

2026年、中国人観光客について予測

政府の自粛呼びかけと外交関係が影響し、26年春節に中国人が日本を旅行する人は、例年より少なくなる可能性が高い。ただ、「まったく行かない」という状況ではない。

春節後も、中国からの訪日旅行は、全体としては低迷が続くと見込まれる。もっとも、その流れの裏側で、個人旅行は声高に語られることもなく、続いていくだろう。団体客の姿が目立たなくなっても、人と人との往来が完全に途絶えるわけではない。

訪日客数が本格的に回復するかどうかは、中国政府の対日姿勢に大きく左右される。政治の空気が冷えれば、旅行の数字もまた冷え込む。情勢次第では、回復までに想像以上の時間を要する可能性も否定できない。

たとえ今年、訪日する中国人観光客の数がごく一部にとどまったとしても、彼らが日本の本当の姿を自国に伝えてくれることを願っている。

黄 文葦 ジャーナリスト

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こう ぶんい / Kou Buni

日本と中国、日本語と中国語を愛する在日中国人フリージャーナリスト。学校法人白萩学園名誉理事。中国の大学と日本の大学院でマスコミを専攻、日中両国のマスコミの現場を経験。2000年来日以降、日本語と中国語で教育、社会、文化の問題に焦点を当てたコラムを執筆し、両国の「真実」を相手国に伝えることを模索している。19年に電子書籍「日中文談: 在日中国人の日本観(エッセイ)」を出版。20年8月から23年7月までの3年間、日中文化比較のメルマガ「黄文葦の日中楽話」を発行。24年10月、「新中国語から中国の『真実』を見る」(風人社)を出版。

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