筆者はこれまで、全国各地で公共交通関連の自動運転車両に数多く試乗してきたが、乗り心地と安心感は運転が上手なベテラン運転士のようで、自動運転としては高いレベルにあると感じた。
今後は、27年度にシステムがすべての運転操作を行う「自動運転レベル4」の実現を目指し、28年度には車両2台を先頭車両に乗車する運転士1人で運行する、いわゆる隊列走行の実用化を目指すとする。
ただし、現在の自動運転レベル2でも、運転士の運転における負担はかなり軽減されているという。今回、試乗したバスの運転士は「(準備走行が始まる前に)想像していた以上に安心感があり、運転が楽だ」と話してくれた。本実証では、3人の運転士が交代して業務にあたる。
京急バス関係者によるリアルな声
さて、ここからが本実証のハイライトである。
走行ルートの折り返し地点であるYRP内の光が丘2番停留所では、定時路線バスとの出発時間調整のため5分強停車した。その際、京急バス関係者が「今回の実証実験で、皆さまにお伝えしたいこと」を説明し始めたのだ。
実証実験の目的は「安心安全な持続可能な路線バスの実現を目指すことです。また、地域交通を維持していく上で、全国的に問題となっている運転士不足は避けて通れない大きな課題でもあります」という。
その解決策のひとつとして「将来的に無人車両と、有人車両を組み合わせた隊列走行を想定しています。1名で複数台を運行できれば、利用のピーク時間帯に限られた人員を有効活用して輸送量を確保できると考えています」とする。
では、なぜ(全車)完全無人で運用しないのか。それについては、「地域公共交通における運転士の役割が大きいから」だという。


















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