YRP野比駅「目からウロコ」の自動運転バス実証。2027年度「レベル4」導入を目指す京急バス、ソフトバンク等の取り組み

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この実証をソフトバンク関係者が視察した際、ソフトバンクが広島県東広島市で実証する連結バスによる自動運転実証を京急バスに紹介。それを受けて、京急バス側が東広島実証を視察したことが、今年度のYRP野比駅での実証につながった。

なお、ソフトバンクと先進モビリティは、JR西日本と連携して滋賀県野洲市の専用テストコースで自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(バス・ラピッド・トランジット)実証実験を行ってきている。

京急バスは、こうしたソフトバンクと先進モビリティによる知見を京急沿線で生かせるという感触を得たため、YRP野比を候補地としてプロジェクトをスタートさせたのだ。

通勤車両や路線バスで混雑しがちな駅周辺の道路(筆者撮影)

実証の目的はズバリ、前述のような朝夕ラッシュ時のバス運行の効率化だ。

しかも、YRP野比駅周辺は道が狭いうえに路上駐車も多く、さらにYRPまではトンネルを通過するなど、自動運転バスの社会実装に向けた技術的ハードルは高い。

そのため、ソフトバンクと先進モビリティにとって、技術開発における良きベンチマークになるとの判断があったともいえる。

なお、YRP野比駅を起点とした今回の実証実験に向けて、25年12月1日から平日に1日4〜6便を走行し、基礎データの収集とシステムの最適化を進めてきたという。

一般向け試乗期間の初日を取材

取材したのは、一般向け試乗期間(1月21日〜2月1日、1月26日・27日を除く)の初日。1日4便あるうち、午前9時50分発の第1便だ。

ルーフに各種センサーが取り付けられたいすゞ「エルガ」の自動車車両(筆者撮影)

試乗の申し込みは、京急バスの公式LINEから行う形で、1便あたりの定員は20人。使用する自動運転バスは、いすゞ「エルガ」だ。将来的にはEVバスの導入も考えられるが、充電設備の設置場所の確保や導入・運用コストなどを考慮して、ディーゼル車が選ばれている。

次ページおよそ30分の自動運転運行
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