王子っぷりが「恥ずかしい」と言われた過去も…いまや男性ファンも増殖中《羞恥心を超えて市民権を得た》アイドル・中島健人の凄まじさ

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そして、グループ時代に培った「仲間を輝かせる喜び」もまた、後進の育成という方向に生かしている。ソロライブ「THIS IS KENTY -IDOL ver2.0-」にて、彼のバックダンサーを務めたN's Junior(エヌジュニア)には、『アイドルになった日』という楽曲を提供。

きっと、中島ではなくN's Juniorのファンになったと伝えても、彼は笑顔でこう言うだろう。

「ちょっと悔しいけど、仲間を愛してくれてセクシーサンキュー!」

過去を愛することで、生まれる新しいものもある。中島にとって、グループ時代に得た喜びも悔しさも、仮面ライダーや遊戯王への憧れも、創造力の根源であり、光なのだ。

中島健人
楽曲を提供したN's Junior(エヌジュニア)のメンバーと(画像:中島健人公式Instagram @kento.nakajima_313より)

「ソロアイドル」氷河期の突破口となるか

2月18日には2ndアルバム『IDOL1ST』がリリースされる。「あっち向いてホイ」をモチーフにした収録楽曲『最初はキュン!』の歌詞については、

「『最初はキュン!』『あっち向いて恋』とか、俺、いつもそんなことばっかり考えていて、ヤバすぎて周囲に引かれています」(『SODA』2026年3月号)

と語っている。いやもう、昔愛読した少女マンガ雑誌『りぼん』の世界そのまんま! 私はこのくだりを電子書籍で読み、嬉しくなって紙の雑誌も買ってしまった。

「IDOLICの魔法」といい、彼の乙女心をくすぐるカッコよさは経済を回す。中島健人を見ると、眠っていた心の中の子ども(好奇心)が目を覚まし、喜ぶ。夢は甘く美しいと無条件に感じられた素直さが、再び戻ってくるのである。

中島健人のパワーをもってすれば、1980年代にあったキラッキラのソロアイドルブームが、令和に再び巻き起こるかも――。そんなふうにまで思えるのである。

26年春は、TBSスペシャルドラマ『ちるらん 新撰組鎮魂歌』、NHK連続ドラマ『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』、Netflixシリーズ『SとX』と、出演作品が目白押しだ。4月4日には「THIS IS KENTY -IDOL ver2.0-」の模様をCS日テレプラスにて独占ノーカット放送される。

グループ時代から腐らず咲き誇る、“一凛”の薔薇のさらなる開花を見届けたい。

田中 稲 ライター

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たなか いね / Ine Tanaka

大阪の編集プロダクション・オフィステイクオーに所属し、『刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる警察入門』(実業之日本社)など多数に執筆参加。個人ではアイドル、昭和歌謡・ドラマ、世代研究、紅白歌合戦を中心に執筆。著書に『そろそろ日本の全世代についてまとめておこうか。』(青月社)、『昭和歌謡 出る単 1008語』(誠文堂新光社)がある。

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