王子っぷりが「恥ずかしい」と言われた過去も…いまや男性ファンも増殖中《羞恥心を超えて市民権を得た》アイドル・中島健人の凄まじさ

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大げさなほど愛を伝える王子ぶりを10年以上積み重ね、逆境に向かって「セクシーサンキュー」とお礼を言いそうなくらい、むしろ笑顔で受け入れ続けた彼がインタビューで語った「言葉のナイフを向けられても花束で返す」は名言中の名言。

今では事務所内でも、そんな彼をリスペクトする者は多い。男性ファンもどんどん増え、ライブでは野太い「ケンティー!」コールも響いている。

「timelesz」とは方向性を違えたが…

しかし振り返れば、彼が24年1月8日にSexy Zoneを脱退してから、また2年ほどしか経っていない。そうは思えないほど、Sexy Zoneの新体制としてスタートしたtimeleszとはまるで違う方向に進んできた。

中島が卒業した後、グループ名をtimeleszに変更し、残った3人(菊池風磨・佐藤勝利・松島聡)は新メンバーを選ぶ『timelesz project -AUDITION-』をスタート。

その様子は24年9月からNetflixで配信されて注目を浴び、世界中を熱くした。仲間と切磋琢磨し、競い、技と心でつながっていくプロセスは、まさに男子校。薔薇を携え歌っていたSexy Zone時代とはグッとムードが変わった。

かたや中島のソロの滑り出しは、批判や中傷もあり、順風満帆とはいかなかった。timeleszとの格差など、比較されることもあっただろう。

24年1月8日のグループ卒業発表直後からの400日間に密着したドキュメンタリー「#WIP ~THE FIRST STAR~」(Amazon prime)では、「timelesz project」について取材陣から質問されるシーンがある。

彼は、「timelesz project追ってますよ。ターニングポイントを迎えたとき、お互い刺激を与え合う、と約束しているので。だから、心の中でエールを送り合っている」と語っていた。

中島健人
中島健人はSexy Zoneイズムを貫き通した(画像:中島健人公式Instagram @kento.nakajima_313より)

そして、Sexy Zone時代のソロ曲や『RUN』を歌い続け、王子キャラもセクシーキャラも守り続け、現在に至る。

timeleszも当然ながらSexy Zoneの楽曲を多く歌っているが、印象的にはむしろ、timeleszがイメチェンし、中島のほうがSexy Zoneイズムを色濃くソロに反映させているのが面白い。

見せ方が違うからこそ楽しみな細胞分裂。両者がどう「S」の遺伝子を育てていくのか、見守りたい。

前述のミラノ冬季五輪テーマソング『結唱』は、作詞作曲も彼が手がけているが、そこに描かれたアスリートたちの孤独と希望、そしてエールは、中島自身が味わったであろう苦悩と「この道でよかったと信じたい」という願いとリンクする。

「#WIP ~THE FIRST STAR~」の撮影時期に比べると、現在の彼の表情は、何か吹っ切れたようにすがすがしい。自分が信じた「アイドル」を突き進んでいる何よりの証拠だ。

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