アリババはクラウド部門を通じて大規模AIモデル「通義千問(Qwen)」をベースにしたAIアプリケーション「千問app(Qwen app)」などを提供、中国国内のAIサービスでは先頭グループの一角を占める。実際に膨大なAI半導体需要がグループ内にあることが平頭哥の強みといえる。
18年に設立された平頭哥は、アリババグループの自社開発チップを担当する部門として、各種サーバー用チップを手がけ、アリババクラウド向けに提供している。
19年には、アリババクラウドの業務シナリオに合わせてカスタマイズした初のAI推論チップ「含光800」を発売し、「光棍節(独身の日)」と呼ばれる毎年11月11日恒例のネット通販の大規模セールの際に、アリババグループのEC(電子商取引)プラットフォームであるタオバオの主要検索システムなどで段階的に活用が進んだ。
アリババ、平頭哥を上場へ
国内AIチップ開発が活況を呈する中、アリババは平頭哥の分離上場の準備を進めている。1月22日、アリババグループに近い関係者は財新に対し、平頭哥の将来的な独立上場を支援する方針を固めたことを明らかにした。
この関係者によれば、平頭哥のAIチップ「PPU」は25年に国産GPUチップの中でトップの出荷量となる見通しであり、上場が成功すれば国産チップ企業全体の評価見直しにつながる可能性があるという。
中国政府は国内市場におけるエヌビディア製チップの優位を崩すため、国産AIチップ産業の育成を積極支援する方針を掲げている。これを受けて国産AIチップは上場の好機を迎えている。
中国の検索サービス最大手である百度(バイドゥ)は1月2日、傘下のAIチップ子会社の崑崙芯(クンルン・チップ)が1月1日に香港証券取引所に非公開形式で上場申請書を提出し、香港市場での上場を目指すと発表した。
こうした企業に先立って25年12月5日に上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」に上場した新興のAIチップ開発企業、摩爾線程智能科技(ムーアスレッド)は、上場後の株価上昇率が400%を超え、時価総額は一時2774億元(約6兆2000億円)に達するなど、先行して上場した同業の寒武紀科技(カンブリコン)などとともにAI関連株ブームの一翼を担っている。
(財新記者:劉沛林)
※中国語原文の配信は1月29日
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