台湾TSMCの2026年設備投資は過去最高の500億ドル台へ。前年比3割増、AI半導体需要の先行きに依然「強気」

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世界的なAIブームを受けて絶好調の業績が続くTSMCだが、年間500億ドルを超える設備投資となるとさすがに需要動向を慎重にチェックせざるをえない(同社ウェブサイトより)

半導体製造受託(ファウンドリー)世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、AI向けの設備投資をさらに拡大する方針だ。

1月15日、2025年12月期の通期決算を発表した際に、26年の設備投資額が520億~560億ドル(約8兆2000億~8兆9000億円)に達するとの見通しを明らかにした。25年の投資実績409億ドル(約6兆5000億円)を約3割上回り、年間の設備投資額としては過去最大を更新する。

川上の製造装置メーカーに恩恵大

この投資計画はアナリストの予想を大きく上回り、サプライチェーン(供給網)でTSMCの川上に位置する半導体製造装置メーカーの株価上昇を招いている。1月15日のアメリカの株式市場では、オランダに本社を置くASMLの株価が5.37%急騰した。

TSMCが投資拡大を続ける背景には、川下のAI需要の強さがある。TSMCの董事長(会長)兼CEOを務める魏哲家氏は、決算説明会の席上、「26年のファウンドリー業界全体の前年比成長率は14%程度と予想されているが、TSMCはさらにこの上を行き、前年比30%を超える増収を目指す」と述べた。

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