あったか半纏「この品質で5984円、普通のアパレルでは無理?」…輸入衣類が98.5%の時代に"布から日本製"を貫く《久留米はんてん》工場"産地の底力
筆者はこの冬、楽天市場の「綿の郷」というショップで久留米はんてんを購入したところ、とても軽くて暖かく、もう手離せないほど愛用している。
前編では実際に着て過ごした感想をレビューした。後編では、「綿の郷」を運営している久留米市の桑野新研産業の代表・桑野弘共さんに、この久留米はんてんがどのように作られているのか、生地や綿のこだわりについてお話を伺った。
問屋頼みでは生き残れない…老舗の決断
福岡県久留米市は、綿入り半纏の全国の製造シェア98.5%を誇る。もともと織物が盛んな土地で、昭和35年頃からは久留米で作られる半纏を「久留米はんてん」と呼ぶようになった。「久留米はんてん」は実用品でありながら伝統工芸品でもあり、2025年には「県知事指定特産工芸品」に指定されている。
「久留米はんてん」と呼ばれているが、実は、生産している工場などは筑後市に多い。今回お話を伺った桑野新研産業は、久留米市と筑後市の境にあり、車で1分ほどで筑後市に行けるという。
桑野新研産業は1995年創業。代々織物業をやっていた桑野さんの父が立ち上げた会社だ。創業当時から、半纏は主力商品の1つである。


















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