あったか半纏「この品質で5984円、普通のアパレルでは無理?」…輸入衣類が98.5%の時代に"布から日本製"を貫く《久留米はんてん》工場"産地の底力

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半纏は、できることなら手洗いで洗うのが望ましいが、洗濯機でも洗うことができる。その場合は、ネットに入れてオシャレ着洗い用の洗剤を使い、ドライモードで洗う。脱水は普通にかけて、天日干しで乾かす。表地の素材はアクリル60%・ポリエステル40%なので、天日干しをしても色が褪せない。綿がボロボロになってしまうので乾燥機はNGで注意が必要だが、家庭で手軽に洗えるのはありがたい。専門的なクリーニングが必要な服は、だんだん着なくなってしまうからだ。

ところで、暖かいホームウェアといえば、半纏以外に「着る毛布」も人気だ。そこであえて半纏を選ぶメリットを桑野さんに尋ねると、「背中が暖かいこと」という答えが返ってきた。

筆者愛用の「綿の郷」の半纏。背中にたっぷり入った綿で、ふんわり包まれているような心地よさと暖かさを感じる(写真:筆者撮影)

「半纏は腰から背中にかけて綿を重ねて厚くしているので、冷えやすい背中が暖かいという特徴があります。販売当初は特に仕事中の着用を想定していたわけではありませんが、リモートワークが増加したことで、『パソコン作業中に着ています』との声も増えました」

また、毛布の素材は静電気が起きたり、ほこりが付いたりしやすいという難点がある。その点、半纏の素材はサラサラしていてあまりほこりが付かないし、静電気も起きにくい。筆者は、半纏を手に取ったときのやさしい手触りも非常に気に入っている。

ご年配の方だけでなく、若い方や海外の方にも着てほしい

桑野さんいわく、やはり気温が下がると半纏のアクセス数がぐんと上がるそうだ。以前は12月が最も売れていたが、ここ数年は、全国的にブラックフライデー期間のほうが売れるようになったという。

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