日本で急増「特効やせ薬」の残酷な末路。先行するアメリカで今さら「代謝の蟻地獄」に絶望する人が続出する訳

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ところで、昨年からトランプ政権はこれらの薬をお手頃にすると言い、実際に製薬会社と交渉したが、抜本的な解決策にはならないと専門家は指摘する。

製薬会社はすでに全額自己負担の人たちに対してクーポン、リベートなどの形でディスカウントを提供しており、トランプが引き出した金額はあまり変わらないこと、また個々の保険会社の判断には影響を与えないことが理由だ。安価のジェネリック薬も、あと5年は出てこない。

保険会社から通告を受けた人たちに今ある選択肢は、ふたつ。薬をやめるか、自腹で続けるか。どちらに決めたにしても、楽ではない。

結局はセレブ限定の薬に回帰する?

「やめる」と決めた場合、副作用に耐えてまで手に入れたスリムボディをあっさりと失うのはとりわけむなしいのではないか。程度は人それぞれだろうが、テレビのコマーシャルが警告するところによれば、副作用には、吐き気、下痢、便秘、胃痛などがあるという。

シューマーも、最初に試したいくつかのブランドは副作用がひどすぎて諦め、ようやく今使用しているものに出会っている。

ハリウッドセレブのシューマーは、ようやく見つけた「体に合う」薬をこれからも問題なく使い続けるのだろう。もちろん、ウィンフリーやレベル・ウィルソン、ウーピー・ゴールドバーグも。最終的に、これはやはりセレブなど限られた人たちのものに戻ったようだ。やはり、うまい話には裏があるのである。

猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト

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さるわたり ゆき / Yuki Saruwatari

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒業。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場リポート記事、ハリウッド事情のコラムを、『シュプール』『ハーパース バザー日本版』『バイラ』『週刊SPA!』『Movie ぴあ』『キネマ旬報』のほか、雑誌や新聞、Yahoo、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。
X:@yukisaruwatari
 

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