正解が1つではない社会。「わかった」で終わらせず、多様な背景を見たほうがいい。学校では教えない「立ち止まる力」を身につける方法
とはいえ、いきなり難しい本を読ませたり、毎日問題集を解かせるのは逆効果だ。まずは、楽しいと思える入り口があるかどうか。
学びの入り口は“軽くていい”
我が家の場合は、「学習マンガ」だった。
歴史、ことわざ、偉人の功績……気になったら、教科書より図鑑より、最初に学習マンガを読んでいた。学校の勉強より進んでいる内容もあれば、学校では触れない内容もある。でも、これは“勉強”ではなくて“入り口”だから、それでいいと思っている。ここで読んだことをテストしようとも思わない。
でも、興味の扉に手をかけてくれたらそれでいい。
理科系の学習マンガシリーズ『となりのきょうだい』は、生物や実験に興味がある我が子は特にハマった。主人公の兄と妹がギャグのように日々のやり取りをしながら、理科の内容に触れる。大笑いしながら、くり返し読んでいる。
さらに、新シリーズの『となりのきょうだい 世界ミラクル探検隊』の新シリーズは、世界の文化に触れることがテーマだ。
古代遺跡、世界のお祭り、お城と宮殿、自然遺産――テーマを軸に国を横断しながら学べる構成は、知識を“点”ではなく“線”でつなげていく。
単なる知識の暗記ではなく、「同じテーマでも地域によって見え方が違う」ことが自然に入ってくる。こういう経験が、視点の引き出しになっていく。
本を読むのは子ども。でも、子どもの手元に“入り口”を置くのは親だ。
習い事やドリルのように、成果がすぐ見える投資ではないかもしれない。けれど、世界をおもしろがれる力や、言葉の厚みや、拙速にならない判断は、後からじわじわ効いてくる。
「この人と一緒に仕事したい」と思われる人の魅力は、案外、子どものころの小さな入り口から育っているのかもしれない。
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