正解が1つではない社会。「わかった」で終わらせず、多様な背景を見たほうがいい。学校では教えない「立ち止まる力」を身につける方法
真に教養のある人は、実はそれをひけらかさない人だと感じる。その人の魅力とか厚みとかおもしろみとか、言葉にしづらいけれども周囲の誰しもが感じ取る部分に、あふれてくる。
しかし、その魅力や厚みやおもしろみは、短期のノウハウではつくれない。いろいろな世界に触れた経験、そこから生まれる連想、比喩の選び方、相手の話の受け止め方。そういうものが時間をかけて形になる。
だからこそ、「余裕ができたら」と先送りするほどそれらは遠のく。
子どもの内発的動機を育てる
大人になってからでも遅くはないけれど、早くから土台がある人ほど伸び方が速い。
それは、仕事やすべきことに対して「やらされている」と感じるか、自分が「何かを得るきっかけ」として捉えるかの違いにも現れてくる気がする。
外発的動機を内発的動機に置き換える――とエンゲージメントを高めるような用語でいうのは簡単だが、その素養は幼いころに勉強や学びを「やらされるもの」と捉えてきたかにも関わっているのではないだろうか。
子ども時代に“世界っておもしろい”という感覚を持っていると、学びは「やらされるもの」ではなく「広がっていくもの」になる。
将来、仕事で未知のテーマに出合ったときも、怖がらずに背景を見にいける。
勉強や課題は、たとえ「課せられているもの」であっても、それを機に「新しい世界を知ることができるもの」だと変換できる感覚が育っていれば、大きくなったときにその差は大きい。



















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